コールドポリペクトミーのコツ
manabi
ポンコツ医のポンコツ道中
☆医療者向け
自分が内視鏡初心者の頃、下部直腸(Rb)と上部直腸(Ra)の認識があいまいでした。
なかなか、解剖学の教科書を見るだけだと、分かりづらいですよね。
最近の親切な内視鏡の本には書いてあるのかもしれませんが、自分なりに図にしたものを置いときます。
わ!大きい図になった。今までの図の入れ方が間違ってたのかな?(初心者…)
あ、図に書き込み忘れたけど、黄色の線が腹膜を表してます。
つまり、中直腸弁(中ヒューストン弁)のあたりが腹膜翻転部と一致しています。ここが、RaとRbの境です。内視鏡を挿入していって、まず見える弁が下直腸弁、次が中直腸弁ですから、ここを「境だな」と認識すればいいわけです。
では、Raはどこまでなのか?Rsとの境界は?
大腸癌取扱い規約に記載されている通り、Raの上縁は「第2仙椎下縁の高さ」、Rsの範囲は「第2仙椎下縁~岬角」です。
…これって、内視鏡画像だと正確に判別はできないですね。注腸造影や、実際の手術場面であれば分かると思いますが。
今日は、ここまで!なかなか、特にあまり送気していない状態だと、中直腸弁、下直腸弁が分かりづらかったり、個々人によって、分かりづらい方がいたりしますが、原則を分かっておけば大丈夫。