肝臓

EOB-MRIでの肝血管腫所見

manabi

☆自分の勉強

完全に、自分が勉強したことを単に羅列するものです。
このブログに書こうか、別ブログに書こうか迷いましたが、とりあえずここに書いといてみよう。

①EOB-MRIによるダイナミックMRIの撮影相は?
・動脈相:delay固定法(30秒程度)など、タイミング決定法は3種類ほどある。
・門脈相:注入70~90秒後の撮像。
・遅延相:注入2~3分後の撮像。
・肝細胞相10分
・肝細胞相20分

②肝血管腫のEOB-MRI所見
血管腫内には血液が溜まっているため、MRIでは血液と同様の信号パターンを呈する。T2でhigh、T1でlow。これだけでは、肝嚢胞と類似した画像であるが、拡散強調像では、血管腫内の多数の隔壁構造による拡散能の低下を反映して高信号を呈するので、鑑別できる。
造影パターンは、ダイナミックCTとほぼ同様であり、「早期相での辺縁の結節状の濃染域」→「徐々に中心部まで造影効果が及ぶ」→「後期相でも造影効果が遷延する」。肝細胞相では、血管と同様に低信号に描出される。

pitfall:小さな血管腫の場合、典型的な「早期相での結節状濃染」や「辺縁から中心部への経時的な染まり」「遷延する造影効果」が見られず鑑別に苦慮することもある。

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とある病院で働く内科医。物覚え悪し。
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